自宅でのお仕事どうやってますか?
デスクワーカーの必須ツールといえばパソコン。在宅で仕事するにもパソコンが必要です。普段からノートパソコンを利用している場合は、在宅勤務も会社に持って帰るだけでいいのですが、デスクトップパソコンの場合はそうはいきません。
最近は、持ち運び可能なコンパクトなデスクトップパソコンもありますが、
- モニタがない
- Webカメラがない
など不便さを感じます。したがって、在宅勤務制度はノートパソコンを利用している方が導入しやすい傾向にあります。
できれば避けたい、自宅のパソコン利用
社内でデスクトップパソコンを利用している方が在宅勤務を希望する場合、
と聞いてくる場合があります。自宅のパソコンは、家族の方も利用している場合もあり、セキュリティを考えるとリスクがあります。また、仕事で利用するファイル等が外部に流出してしまう可能性もあります。在宅勤務といえど、在宅勤務の空間は職場です。ウィルス駆除ソフトがインストールされている会社PCを貸与して仕事を行いましょう!
在宅勤務環境と職場環境の違い
デスクトップからノートパソコンに切り替え、
在宅勤務を始めても、他にもいろんな要因が在宅での勤務を難しくします。
例えば・・・
パソコンモニタ
職場でダブルモニタや大きなモニタに慣れている場合、自宅で同じモニタがないことでストレスを感じる
プリンタ
職場の複合機に慣れている場合、自宅で遅いインクジェットプリンタでストレスを感じる
スキャナ
自宅にスキャナが無い
印鑑
職場に行かないと会社の印鑑が無い
過去の資料
ドキュメントがスキャナされておらず、出社しないと資料を確認できない。
最近は、モバイルモニタやモバイルスキャナなども販売されていますが、在宅勤務する全従業員に渡すのは大きなコストが発生します。持ち運び可能なモニタ、スキャナ、プリンタなどをいくつか購入し、利用するためのルールを整備することをお勧めします。
自宅でお仕事する上での解決策
在宅勤務で最も重要な要素「ペーパーレス」。仕事で利用する過去の資料などが電子化されていなければ、在宅勤務は難しいです。
在宅勤務が必要になってからスキャナで電子化していては遅いので、普段から「ScanSnap」や「Evernote」などを活用してペーパーレスの意識を持つことが重要です。
よく在宅勤務を行っていないチームが在宅勤務をしているチームに
など在宅勤務に対して批判的な発言をする言うケースがあります。
でも実際、在宅勤務は普段からペーパーレスが実現できていないと実現できない働き方です。
まとめ
在宅勤務は、出社せず自宅で仕事をするので、ペーパーレスが実現できていない会社や部署は在宅勤務が難しいということを忘れてはいけません。在宅勤務は福利厚生ではなく、会社や個人の能力によって導入できるか否かが分かれるのです。
自然災害、感染病、公共イベントなどで出社することが難しい、という状況になった時、普段からペーパーレス意識が高い会社は在宅勤務を活用し、通常通りの営業が行えます。逆にペーパーレスの意識が低い会社は、想定外の出来事が発生した場合、通常通りの営業ができなくなるリスクがあります。
在宅勤務の活用は、福利厚生ではなく、決算書の数字には現れない「会社としての能力」です。